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手話は世界共通ではなく、アメリカの ASL・イギリスのBSL・フランスのLSF等のように各国で異なる。

その地域で使われる音声言語と手話との間には関係がない。例えば、アメリカとイギリスは音声言語の英語を共有するが、手話のASLとBSLは全く異なる。ところがフランスでは英語を用いないのにも関わらずLSFはASLに比較的近いと言われる。また、カナダのフランス語圏ではLSFでなくLSQを使う。アイルランド手話もASL系であるし、アフリカの手話の多くもASL系である。こうした状況の背景には、手話の先進地域で手話や手話による聾教育を学んだ人物が、別の地域で手話や手話による聾教育を広めるという現象がある。

例えばASLがLSFに近いのは、そもそもアメリカで手話による聾教育を広めたトマス・ホプキンス・ギャローデットがフランスで手話や聾教育を学んだからである。同様にアフリカの手話にASL系が多いのは、アメリカで聾教育を学んだ人物がアフリカで活動した結果である。

世界聾連盟主催の国際会議、国際大会など、国際的な場では国際手話が使われる。しかし、実際の国際交流の場ではASLが一番広まっている。その理由は、アメリカの影響力や、世界中の留学生が学ぶギャローデット大学がアメリカに所在しているためである。

なお、日本に日本手話・日本語対応手話・中間手話が存在するように、アメリカにも英語対応手話(Signed English)や中間手話(Conceptually Accurate Signed English/Pidgin Signed English)が存在しており、それぞれ無視出来ない数の使用者を持っている。

マサチューセッツ州にあるマーサス・ヴィンヤード島 (Martha's Vineyard=“マーサのぶどう畑”)には「Vineyardサインランゲージ」と呼ばれる、独自の手話がある。この島は米本土に近いが、以前はなんらかの理由で本土との交流が少なく、半ば隔離され閉塞された環境だったため、近親婚が行われ、元来からの聴覚障害遺伝子が拡大し聾者が多く出生した。これに伴って独自の発展をとげたのがこの島独自の手話である。

この現象はいわば「自然のもたらした言語学的,社会学的実験」であった。ここでは家族,親族の中に必ずろう者がいるという特殊な社会的条件から,聴者も流ちょうに手話を使い,しばしば音声語と手話は併用されていた。彼らにとって手話は特別な物ではなかった。歴史的調査をする研究者が「当時その話をしてくれたのは聞こえる人でしたか?聞こえない人でしたか?」と質問しても,当人達は相手がろう者か聞こえる者だったかさえ思い出すことができないほどだった。彼らにとって「聞こえないこと」は偏見や差別の原因とはならなかった。ろう者はコミュニティーの一員として確固とした立場と保っており,市長や社長に就任する者もいた。このことは他の場所における社会的不利益の真の要因が「聞こえないこと」ではなく「言語差の問題」であることを示した。しかし,この島では使用言語の優位性に基づく差別がなかった。
韓国手話、台湾手話、日本手話は単語において60%(諸説あり)ほど共通しているという報告もある。これは日本統治時代(韓国併合、日本統治時代 (台湾))の影響であると考えられている。これらは日本手話を起源とする同じ「語族」であるとみなされている。
出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

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